ちょっとシュールなユーモア漂うダジャレ年賀状

ちょっとシュールなユーモア漂うダジャレ年賀状

ちょっとシュールなユーモア漂う
ダジャレ年賀状

一発ギャグのようなインパクト狙いのデザイン、シュールで古風な味わいの掛け合い、七五調の軽妙な言葉遊びまで。楽しいダジャレ年賀状をお届けします!

◆干支の数でインパクト勝負 編

明治43(1910)年 戌年

組体操のように積み上がった5匹の“五層犬”と、お相手の健康を願う“御壮健”をかけた年賀状。犬たちのポーズもチャーミングですね!

大正3(1914)年 寅年

張子の虎が5つ、そしてお正月飾り。左下には「五ツ虎(いつと)なしにお目出度い春となりました」。新春を迎えた喜びが伝わってきます。

◆並びの干支がダジャレ披露!編

明治44(1911)年 亥年

前年の干支・戌が「わんたくしはもう役目が済んだから、これでおわんかれを致します」と去り際のごあいさつ。引き継いだ亥は、迎えた明治44年に四四(しし)の年が重なり、おめでたいと評判になってうれし亥(嬉しい)、と返しています。翌年に干支が回ってくる子(ネズミ)は「来年は僕の番だ(ね)」と、さらにダジャレを重ねています!

明治45(1912)年 子年

その翌年、同じシリーズの年賀状も残っていますよ。イノシシは「僕の役目は済んだからこれでお暇ご(い)だ」と別れの言葉。対して、大黒天の使いとされるネズミは「僕の親分は福の神様だから今年にお福分け(福をお裾分け)してあげよう(ね)」と頼もしく返答。ネズミの背後に控えるウシは「うしろにいこ、僕はモウ来年だ」とダブルのダジャレを繰り出しています。

◆脱力を誘うレトロなゆるさ!? 編

明治43(1910)年 戌年

日本原産の愛玩犬・狆(チン)が、謹賀新年のごあいさつ。これ以上は説明不要ですね!

大正3(1914)年 寅年

「捕(と)らえる」と「捕(つか)まえる」がごっちゃになっているのか、「トラまへる」とはやや苦しいダジャレのようにも思えますが……イラストと相まって、シュールで不思議な味わいを感じませんか?

◆ていねいな解説を添えて……編

大正3(1914)年 寅年

「人は名を残し、虎は皮を残す、こりゃ面白いコントラスト(コントラストとは英語で比較といふことなり)」。当時はまだ聞き慣れない人の多い英単語だったんでしょうね。

大正3(1914)年 寅年

甲寅(光陰)は矢の如く、丑の年もモーきのへと過ぎて、目出度いこちトラの年となつた」。十二支と十干を組み合わせた六十干支のひとつ、甲寅は音読みで“コウイン”、訓読みでは“きのえとら”。大正3年はこの甲寅でした。「きのへと過ぎて」は「昨日へと過ぎて」とかけているのでしょう。牛の鳴き声のモーと「もう(過ぎて)」も織り込まれています!

◆おなじみの昔ばなしでダジャレ 編

昭和2(1927)年 卯年

「ウサギとカメ」の寓話から、(う)かうか暮らしていると亀に敗れてしまうぞ、とメッセージを発している1枚です。「ウサギとカメ」の物語はイソップ童話を翻訳した書物を通じて日本に広まり、明治時代から昭和の戦前まで小学校で「修身」の教科書にも載っていました。明治の教科書では「油断大敵」という題名で掲載しているものもあったとか。

大正3(1914)年 寅年

一休さんのとんち話でおなじみ、“屏風に描いた虎が飛び出す”様子をダジャレにした寅年の年賀状。「書いた虎に魂が入ってパッと飛び出した其の勢に気をトラれてトラまへるどころの騒ぎぢゃない」。とんち話では“あり得ない出来事”として語られますが、その様子を滑稽に描き出した1枚です。

◆日本語の美しさを堪能!編

大正7(1918)年 午年

「朝日輝く海辺の小松 子どもは駒(子馬)にうちまたがりて 寄する年波我知らず顔 若き心にめでたき春の ウマ(生ま)れいづるを待つ初日の出」。イラストの下に、七七調の美文がカタカナで綴られています。干支の午(ウマ)の他に、この年の歌会始の御題「海辺松(うみべのまつ)」も盛り込まれていますよ。格調高くも愛らしい年賀状です。

明治44(1911)年 亥年

こちらは七五調で始まる、軽妙な年始ごあいさつ。礼服を着こなしたイノシシのイラストに「猪首の着なす礼服も 包ぼたんのかめしく 諸君、新年お目出たう御座」と添えられています。礼服のボタンと猪肉の別名・ぼたん(牡丹)をかけつつ「いかめしく」「ござい」にも亥を入れ、洒落っ気たっぷりに仕上げていますね。

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